1052560 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

はっとしてドゥ!!

はっとしてドゥ!!

-峠3-

支笏湖に向かう途中に唯一の24時間営業のGSがあるので

必ずそこで燃料を満タンにしていくのだ。

ちょっと寒い感じがするけど、空気も乾燥していてカラっとしている

タンクのフタぎりぎりまで燃料を入れてとお願いする。

お金を払うときに「気をつけてね。」って店員さんに言われた。

まあ、そうだろう。この時間にバイクで支笏湖向かうとなったら大体想像が

付くだろうし、他にも俺みたいな奴が何人もここで給油していくだろうからね。


「ありがとう。」



そういってバイザーを下ろして走り出した。

5kmほど走ると民家が無くなる最後の信号機のある交差点にたどり着く

ここの交差点を超えるとスイッチが入りだすのだ。

ポロピナイ湖畔までの約20km。

3速まで落としてグリップをひねる。

久しぶりの感覚にちょっと体が馴染まない、それでも法定速度の倍以上で

心と体にリハビリを行うのだ。

(やっぱ怖えー。)コーナー随分手前でブレーキング。

なかなかペタッて倒しこみが出来なくて、コーナーの度にフォームを修正していく

どうしても妙なステップ荷重を昔からやってしまうのだ

そうさ、どうせヘタクソだよ。レーサーじゃないしこんなもんだよ。

自問自答を繰り返しながらあっと言う間に湖畔に下るつづら折り付近まで到着

下りはどうにも苦手な自分はここら辺からウォークダウン。

湖畔に到着すると友達はいなかった。

約束の時間までまだ15分ほどある。思ったより早く到着したのだ。



(コーヒーでも飲みますか・・)



コーヒーを飲みながらタバコを吸おうと思ったら、湖畔脇の道路の向こう側から

1台のオートバイが見えた。

(音ですぐ分かるな。奴のバイクは)



友達のバイクも自分と同じNC-30。

だけどバッフル外したエトスのマフラーは俺と違って爆音そのものだ。

揃ったところでここから5kmほど走ったところにある

オコタンペ湖にいくのだ。








昔の走り屋達のメッカへ。



© Rakuten Group, Inc.